美味しいお酒の飲み方


お酒の味の表現

「う〜ん、うまい酒だなぁ・・・」

たしかにそうですね。ところで、お酒の味を表す言葉はどのぐらいあるのかご存知でしょうか。、古くから「酒に五味あり」と言われ、甘酸渋辛苦(かんさんじゅうしんく)の5つの味がほどよく調和したものがよいお酒とされてきました。利き酒では49もの言葉を使ってお酒の味を表現するとか。いろいろな言葉で、お酒の味を熱く語ってみませんか。

・甘い・辛い
文字どおり飲んで甘いと感じるかどうかです。一般に糖分の多いお酒は甘く、アルコール分の多いお酒は辛く感じられます。

・ごく味(み)
ごく味は「こく」ともいわれます。その成分はアミノ酸やペプチドなどだとされていますが、甘味と酸味の調和、口あたりや舌ざわりなども含めた心理的な感覚です。同じ意味の言葉に濃味・濃醇味・にく・はば・ふくらみなどがあります。

・あと味(あじ)
お酒を飲み込んだり、吐き出したりした後に感じる味のこと。あと味にごく味があってしっかりした感じだと「おし味」があるといい、すっきりして軽快な場合は味のきれが良い、さばけが良いと表現されます。あと味がしまったように感じる場合をしりのピンとした味と表現します。良いお酒は甘・辛・ピンのバランスがとれています。

・旨味(うまみ)
お酒の旨味は、アミノ酸類やコハク酸などを中心に、その他の複雑な米の分解物の味が加わってできたものです。様々なお酒の中でも清酒は特に「うまい酒」として世界的に高い評価を受けています。

・こし
おし味があり、しっかりした感じのすることを、こしがある、こしが強いといいます。

・あらい・きれい
酒を口に含んだ時の口あたりを表す言葉です。「あらい」は口の中に刺激的な感じを受けるとき。反対に「きれい」は滑らかで、適度なごく味を感じるようなときに使います。淡麗・きめが細かい・味がまるいなども同じ意味の言葉です。

・完熟した味
火入れを終わった酒は貯蔵タンクの中で静かに熟成していきます。この間に新酒時の荒々しい香味がなくなり、おだやかでまるい香味へと変わっていくのです。この味を完熟した味といいます。熟成が足りないものは若い・未熟と表現され、逆に熟成が進みすぎると過熟になります。

・かるい・おもい
「おもい」は濃厚な味に感じられる時に、「かるい」は軽快な味の表現に使われます。

・雑味(ざつみ)
お酒の味の中で、きたない味・不快な味・あらさを与える味などをひっくるめて雑味と呼びます。雑味はなければよいというものでもなく、適度に雑味があってこそ、お酒の味にこくや幅が出るのです。

・がらが良い、悪い
味の表現で、雑味の感じられる酒を「がらが悪い」、きれいな酒のことを「がらが良い」といいます。

この他、「さびしい」「味の離れた」「糊味」などの表現もありますが、いったい、どんな味がするのでしょうか。


(美味しいお酒の飲み方)
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