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2017.10.01

酒心館チャンネル 001_お酒の保存/光と温度が決めて

株式会社神戸酒心館

 

みなさん、こんにちは。
今日は日本酒の保存方法についてお話します。
日本酒は生酒以外であれば、常温で保存できます。
常温で1年間保存が可能ですが、日本の夏はとても暑いため夏場の保存条件には注意が必要です。(生酒は栓を開けていなくても冷蔵保存が必要です。)

冬の間は暖房の効いていない部屋で保存してください。
春や秋なら気温も上がらず、心配はいりません。
しかし夏場に日本酒を暑い部屋に置くことは品質保持の面で問題があります。
室温が高い時期には冷蔵庫に保存するのが良い方法です。
長期間の保存に冷蔵庫は不向きですが、短期間の保存であれば家庭用の冷蔵庫でも良い状態を保つことが出来ます。
日本酒は立てて保存しても全く問題ありません。
ワインはコルクを使っているため(最近はスクリューキャップが多くなってきましたが)横に寝かして保存するべきですが、コルクであっても短期間であれば立ててワインを保存できます。

日本酒の場合はコルクではなく、ほとんど全てがスクリューキャップです。
そのまま立ててドアポケットにでも、どこでも入れやすいところに保存してください。
短期間であれば冷蔵庫がお奨めですが、長期間の保存には冷蔵庫は不向きです。
なぜなら、冷蔵庫の庫内には肉、魚、野菜など、いろいろな食品の香りがあり、お酒の中に移ってしまう可能性があるからです。
また、開閉の激しい冷蔵庫は温度変化が激しいため、おすすめできません。
では理想的な保存状態にするにはどうするか。日本酒は暗くて冷たいところが好きなので冷蔵庫に保存するのが良いでしょう。
前言を撤回するようですが、食品と共有ではない日本酒専用の冷蔵庫であれば問題ありません。
冷蔵庫を1台購入し、その中には日本酒だけを入れる。
これが一番いいアイデアです。
最近はパーシャル機能といって氷温に近い温度帯に庫内温度を調節できる便利な機能があります。
その設定機能が選べる機種を購入し、日本酒だけを保存するのがお奨めです。
また、ワインセラーがあれば活用できます。
日本酒の保存適温は摂氏5度とワインセラーの温度よりもやや低い温度ですが、ワインセラーでも良好な保存熟成が可能です。

長期間の保存、熟成を期待する場合は摂氏マイナス3度が適温です。
マイナス3度はワインの保存には冷たすぎる温度です。
パーシャル機能が付いている冷蔵庫が日本酒の保存に望ましい理由、それはマイナス3度が日本酒の長期熟成に最適な温度帯であるからです。

*字幕付きでご覧いただけます(日本語・英語)

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