日本酒について
日本酒について知ることで、さらに楽しく、もっと旨くなる
日本酒を知る
日本酒の選び方、飲み方はさまざまですが、
「味と香り」「甘口・辛口」「鮮度・温度」などを知れば、
より深く日本酒を楽しむことができます。
味と香りを知る
酒造好適米、通常の米など原材料は様々ですが、お米によって日本酒の味わい違ってきます。
また精米歩合によっても香りの深さが変わってきます。
味わいの特徴
- 香味が良く、きめの細かいまろやかさを持った味わい
- 淡麗で後味のすっきりした、キレのある味わい
- 淡麗な酒に仕上がりやすく、軽快な味わい
- 吟醸酒にふさわしいキレの良さと、さらりとした飲み口の淡麗な味わい
- 香りは少ないものの、濃厚でしっかりしたお米の旨味を感じる味わい
精米歩合
製造過程でどれくらい削られた米を使用しているかの指標で、
精米歩合の値が小さいほど、雑味がなく、お酒に香りが生まれます。
精米歩合70%
純米酒
30%磨いたお米だけを使用。
お米の旨味を味わえます。
精米歩合35%
純米大吟醸
65%も磨いたお米を使用するため、
より繊細な旨味を味わえます。
甘口・辛口を知る
日本酒の甘口・辛口は「日本酒度」と「酸度」の2つの項目によって決まります。
日本酒度
日本酒度は糖分の多い物がマイナスに、逆に糖分の少ない物がプラスとして表され、
マイナスであるほどコクのある甘口となり、プラスであるほど淡麗な甘口となります。
酸度
酸度とはお酒に含まれるコハク酸、リンゴ酸、乳酸などの酸の量を指し、
酸が多いとコクのある辛さを感じ、少なければさっぱりした甘さを感じます。
鮮度を知る
出来立てはフレッシュな味わいですが、時間が経つとまろやかな味わいに変化していきます。
お酒の種類によって、保存方法・消費期間なども違ってきます。
[保存]常温冷暗所・冷蔵
[消費]製造から1年ほど
時間を置くと
まろやかな味わいに変化
[保存]常温冷暗所・冷蔵
[消費]製造から1年ほど
時間を置くと
まろやかな味わいに変化
[保存]常温冷暗所・冷蔵
[消費]製造から1年ほど
時間を置くと
まろやかな味わいに変化
温度を知る
日本酒は、燗にしても冷やしても美味しく飲めることができます。
飲用温度も他の酒類と比べ5℃~60℃位までと広範囲にわたる、世界でも珍しいお酒です。
- 冷酒
- 冷酒の飲み頃温度は7~10℃です。吟醸酒など酒質によっては10~15℃が飲み頃で、冷やしすぎては味わいの乏しいお酒もあります。
- 燗酒
- 燗酒とは40~60℃に温めることを燗と言いますが、50℃前後を熱燗、40℃前後をぬる燗と言い、その中間の45℃前後を適燗(または上燗)としています。
- 常温
- 常温で飲むことを「ひや」と言いますが、夏は少し冷やして、冬は少し温めて、15~20℃くらいの温度が「ひや」の飲み頃温度です。
-
オン・ザ・
ロックス - ロックグラスに大きめの氷を入れ、よく冷やした日本酒を注ぎ、氷があまり溶けないうちに飲める量(50~60ml)を注ぎます。原酒や純米酒、または生酒向きの飲み方です。